2008年4月アーカイブ

じゃがいものそうか病 北海道、鹿児島、長崎県の農家にとって、 悩みの種であるジャガイモのそうか病に関する科学的分析と栽培の注意を、個人的備忘記録と農家さんのための参考情報として、 記載しておきたいと思う。

 じゃがいものそうか病 総合防除について考える

 そうか病の発生を引き起こすといわれている病原菌(Streptomyces属放線菌)は、 ジペプチド植物毒素サクストミンAという物質を生産し、じゃがいもがその物質に対し抵抗するためにかさぶた(コルク)状の組織を発生させ、 それがそうか病と呼ばれる。最近は、このサクストミンAに対し耐性を持つじゃがいもの品種(ユキラシャ、スタークイーン、北育7号など) が開発されているが、そうか病の発生メカニズムも、品種以外での防除方法についても、まだまだ研究段階である。

 しかしすでに分かっていることがあるので、下記にまとめてみたい。

そうか病防除1:土壌phを5.0以下(酸性)にすること

 そうか病は、土壌phが5.0-5.2に下がると(酸性に傾くと)、顕著に発生が抑制される。4.8以下であれば、 ほとんど発生しない。これは、土壌phと交換性陽イオンの量(特にカルシウムや水溶性アルミニウム)に相関関係があるからと言われている。 そうか病を予防するには、難しいことを考えずに、土壌phを下げることを考えるべきである。焼酎かすや有機酸、木酢などの酸性資材の投入も、経済性を無視すれば有望だ。ただし、 酸性になりすぎると肥料吸収が阻害され、収量が下がるのでそのさじ加減が難しい。

 そのために、硫安(硫酸アンモニウム)など土壌酸性化の肥料を、種芋付近ではなく、畝溝に施用する方法などもよいとされる。リン酸化成肥料は、アルミニウムと結合するので、少ないほうが良いとされるが、リン酸がしっかりと吸収されればそうか病になりにくい、という報告もある。(サンビオティック資材「鈴成(すずなり)」のリン酸は、その点で有利である。)また、 堆肥の重要なポイントだ。未熟堆肥やバーク堆肥などC/ N比の高い堆肥の施用は、避けるべきである。じゃがいもには、C/N比20以下の堆肥を必ず選択し、 また少なくとも、植え付けの1ヶ月前までには混和する必要がある。(C/N比の高い堆肥は、窒素飢餓を引き起こし、 土壌中のアンモニア態窒素が不足し土壌phが下がらないため。また、バーク堆肥などキレート作用の強い堆肥は、アルミニウムを固定化し、 活性を下げるため)

そうか病防除2:種いもの選別・消毒

 当たり前だが、種いもがそうか病にかかっている場合、 そうか病の発生率は著しく高く、蔓延を引き起こすので注意したい。目視でそうか病の種いもを除外し、 マンゼブ剤などで粉衣消毒することが重要である。消毒後、そうか病菌に耐性及び拮抗作用を持つ菌を種いもに処理することで、 効果が上がることも多く報告されている。

そうか病防除3:輪作と植え付け

 北海道でのそうか病の病原菌は、主にStreptomyces scabiesと、 S.turgidiscabiesの2種類といわれている。病原菌は、種いもによる伝染と土壌伝染をする。そうか病は、 輪作によって減らすことができ、輪作年限が長いほど、またマメ類(ダイズ、ヘアリーベッチなど)の作付け頻度が高いほどよい。また、 エンバク野生種やアルファルファなども輪作体系に組み込むと良い。小麦やテンサイ、ソバなどは、輪作作物としては劣るようだが、 収穫後に十分な窒素源を補給し、残渣を分解させれば大きな問題はないと思われる。

 また、植え付け時期を遅らすことで、そうか病の発生が1/10になるという研究報告もあるので、 植え付け時期をすこし遅らせることが有効な場合も考えられます。

そうか病防除:微生物防除の可能性

 そうか病の病原菌に対し、拮抗性を持つといわれる微生物がいくつか研究されている。トリコデルマなどの糸状菌、枯草菌、酵母の仲間が多いようだ。近い将来は、特定の微生物での、 生物的防除も十分な実用性と経済性をもつことになる。おそらくその処理方法は、種いも処理が合理的だろう。

 しかし、そもそも土壌微生物相を豊かにすることを目指すことは当然のことである。 土壌消毒による偏った微生物相、また貧困な有機物施用による微生物の絶対的不足。 それがそうか病や単一の土壌病害菌の増殖を招いていることは、明白である。様々な微生物が活躍し、お互いに牽制しあっている環境では、 そうか病菌も増殖を抑えられる。これが本来的な生物的防除である。

by いくた

2Lサイズのビワが鈴成 サンビオティックファーマーでご紹介したビワの全国的な指導者であり、 生産者でもある有馬会長のサンビオティックビワが今までに見たこともない素晴らしい生育で、 周囲の農家さんや農協の担当者を驚かせています。

 左は、今収穫中の有馬会長のビワです。ビワ農家の方なら、この素晴らしさが分かるかと思います。まるまると太ったビワ。 ビワは大きいほど高く売れますが、今年の有馬会長のビワは、Lサイズ以上の割合が、なんと93%(2L:37%、L:56%、M7%) もありました!一般の農家さんはLサイズ以上は、40%程度で、良くても60%といいますから、 これは驚異的な記録です!

 しかも、よく見てください。一本の果梗枝から5つつも大きな実がなっています。通常は3つくらいで、5つつもならせると、 大きくならないか、枝が折れてしまうそうです。サンビオティック栽培では、太い枝がでてくるので、 大玉のビワが5つなっても耐えられるということです。

大玉ビワでパック詰めもらくらく

 先日、有馬会長をお伺いしたところ、奥様もニコニコして迎えてくれました。効いてみると、 大玉だったので販売もかなり良くなったようですが、パック詰めがラクになって良いことばかり、と喜んでいました。

 このビワは、茂木種系の長崎早生という一般的な品種で、特に大玉になる傾向が強いわけではありません。 経済連の担当課長に聞いたところ、栽培技術で大玉になったわけではなく、 この肥料のおかげだろう、との見解でした。サンビオティックの力が証明された、というわけですね。

 使用したサンビオティック資材は、菌力アップ糖力アップ鈴成です。菌力アップは、 土壌微生物相を改善し、土壌環境を良くするので発根促進の効果があります。菌力アップで根が働くと、糖力アップの強力なアミノ酸、鈴成 (すずなり)のリン酸とカルシウムをどんどん吸収するので、これほどの素晴らしい生育と収獲ができるようになるのです。

ビワの新芽 素晴らしいビワがなっていますが、そのそばからまた次の新梢が力強く上がってきています。 サンビオティック栽培の特徴の一つは、年を重ねるごとに木が元気になり、生育が良くなります。 収穫中にもかかわらず、 これだけ美しい力強い葉が展開してくるのですから、今から来年が楽しみですね。

 以前ご紹介したサンビオティック栽培を今年から実践されている近くの農家さんも、 なんと今年はLサイズ以上が大半だそうです。昨年まで、Mサイズより大きいビワがならないと嘆いていましたので、本当に良かったですね!

 サンビオティック栽培は、全国のビワ栽培農家さんには、ぜひ教えてあげたい技術です。ここまでくると、知らねば損!ですよね。 有馬会長のサンビオティックビワ栽培マニュアルを知りたい方は、こちらまでご連絡ください。

byなかはら

 

ファーマーズペンションの前で 先日、札幌から車で2時間半のファーマーズペンションに呼んでいただき、 おじゃましてきました。 左は、このペンションの持ち主、ごとう農園のご主人と私の写真です。

 ごとうさんは、じゃがいもやビートなどを、環境や安全性にこだわって作っていらっしゃる農家さんです。九州では考えられませんが、 80haの見渡す限りの畑で、輪作体系を組んで堆肥や農薬の使い方に気を配りながらの栽培をされています。

 とっても気さくな方で、ごとう農園の畑や、広大な山林がある真狩村(まっかりむら)から洞爺湖(とうやこ)まで、 いろんなところを案内していただきました。素敵な出会いに感謝したいですね。

だんろの前で  これからの農業は、自然と共存し、安全性の高い農業を低コストで目指さなければならない、 要求の厳しい時代です。しかし、知恵と努力と人とのつながりを大切にがんばれば、 きっと新しい農業時代の幕が開けるのではないかと思います。北海道は、なかなか不況から抜け出せず厳しいと聞きますが、 これからの日本の食卓は北海道が支える時代です!これからも、ぜひがんばってください!


ごとう農園のホームページはこちら

by いくた

さくらのとき

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3月18日取り 026

あんなに厳しかった冬
もう過ぎるみたい
ねーねー(姉ねー)の冬はまだ過ぎないけどさー

山桜が朝露にきらきら光ってからよー
ほんとにきれいさー

山桜はコノハナサクヤヒメの
お使いではないかと思うわけ

もうすぐ春がきますよーと
枝をゆらしてほんわり春を
里に送る神主さんみたい
気高い感じがするーさー

ねーねーの疲れた心もさー
なんとなく希望の光が
みえたりするわけ

山桜の春の気が里に届くころ
染井吉野が開くわけね
ねーねーのいちばん好きなとき

桜は疲れた心やモヤモヤを
払う力があるみたいさー
樹の下に立っているだけで
いいわけ
身も心もほんとに軽々となって

ねーねーの心の冬も
なんとなく耐えていけそうよー
だからさー
みんなも 満開の桜の下にいってさ
ただ、ぼーっとするだけでいいよ
桜の巫女がふわっーと溶かした
心のオリを春風がさりげなく
流すみたいよー
ねーねーは、これを桜浴といったり
桜詣でと自分でいっているさー

桜はそうして元気をくれるからさ
冬のしばりから放されて
少し前に向かうことが
できるとねーねーは思うわけ

さくらのときの
ねーねーのひとりごと

by なかはら

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