ゴーヤーの日本一の産地、鹿児島では、ネコブセンチュウの被害がひどく、
壊滅的な被害を受けている農家も多い状況です。ネコブセンチュウとは、土壌の中の目に見えない小さな虫です。
土の中には自活性センチュウという、いわゆる善玉センチュウと、寄生性センチュウの悪玉センチュウがいます。
寄生性センチュウの代表であるネコブセンチュウやネグサレセンチュウは、根の微小な傷口などから進入して、
根の中に卵を産みつけます。その根にはコブができたり、腐れたりして生育が止まり、やがて枯れていく恐ろしい害虫です。
現在、寄生性センチュウに有効な農薬などが開発されていますが、土壌残留性が高いため農産物の安全性を損なったり、
また農薬に耐性をもったセンチュウが増えることで、問題がさらに根深くなっています。鹿児島では、
ネコブセンチュウのために産地が壊滅するほどの危機感があるのです。
そこで、サンビオティックでは昨年から、鹿児島経済連と鹿児島大学との共同研究をおこなっています。
サンビオティック農業資材によるセンチュウ対策です。もちろん、これはセンチュウを殺すことが目的ではなく、自活性センチュウ(善玉)
を増やし、寄生性センチュウ(悪玉)を減らすための土壌改良を目指したものです。農薬ではない安全性の高い方法で土壌を改良し、
結果的にネコブセンチュウ被害が減れば、こんなにいいことはないですよね。
昨年の9月から正式な圃場試験に入ったのですが、収獲後半で、収量(M品)比で3割増収(対象区と比べて)を達成していました。
これは驚く成果です。そして、先日試験区と対象区の掘り取り比較を行ったところ、さらに驚きの結果が確認できました!(写真)


(左)対象区
(右)試験区(サンビオティック栽培)
対象区は、某微生物農法ですが、見事なネコブが見られます。一方、サンビオティック栽培区(試験区)、
わずかにネコブも確認できるものの、まったくきれいな根です。なるほど、これなら収量が変わるのも当たり前です。
サンビオティック農業資材のセンチュウに対する直接的影響は、これからの研究課題ですが、
土壌改良によるセンチュウ対策の効果が実証された瞬間でした。
やはりセンチュウ対策は、土壌改良が基本!
ということですね。ネコブセンチュウ、
ネグサレセンチュウでお困りの方は、ぜひご参考になさってください。
(試験に使用した資材)
好気性微生物資材(発根促進・土壌改良)「菌力アップ」
強力アミノ酸液肥 「糖力アッップ潅注用」
リン酸・カルシウム有機肥料「鈴成 (すずなり)」