2015年1月アーカイブ

先日、以前からお付き合いさせていただいている方から、とてもショックな写真を送っていただきました。

 

バラ愛好家のこの方とは、いつもとても楽しいバラ談義に花を咲かせています。

バラ白モンパ病

 

しかし、今回はなにか元気がありません。

 

写真を見て驚きました。
お分かりになりますか?
これはバラの根っこです。

 

どうやら、白モンパ病だと思われます。

 

大切に大切に育てていたバラが、土壌病害で最も怖いと言われるモンパ病にかかるとは。。。

きっととてもショックだったと思います。

 

IMG_1035サンビオティックに出逢ったばかりのころ、こんなに勢いの良い写真を送っていただきました。

 

鈴成がすごくいいです!

と褒めてくださいました。

 

新芽が今までにないくらいたくさん出て、フェンスを覆い尽くさんばかりです。

 

この年、たくさんの花をつけ、近所の方からありがとうと言われたと、仰っていたのを覚えています。私にとっても、こんなに嬉しい褒め言葉はないですね。

 

以前から、この方の土作りの悩みは、実は一点でした。

とにかく粘土質で、水はけが悪いんです。」

 

以前そのようなご相談を頂いたとき、有機物を入れながら菌力アップをやり、土壌団粒化を促進すべきです、というような事をアドバイスした記憶があります。

 

今回は、それがあらぬ方向に行ってしまったようです。

実は、水はけを何とか改善しようと、バークたい肥のような木質有機物を、穴を掘って埋めたというのです。。。

 

モンパ病には、白モンパ病と紫モンパ病とがありますが、この病気は硬い有機物を大量に土に埋めた場合に発生しやすい病気です。

自然界を考えてみてください。

通常、木材は硬く、一般の微生物が分解できるものではありません。そのため、自然界では、木材不朽菌、つまりキノコ菌が木材を分解するんですね。

ところが、キノコ菌は好気性菌です。空気のあるところでしか、良く働きません。

 

では、自然界ではめったに起こらないようなシチュエーション、つまり木材が空気の薄い土中に埋まってしまう、という場合はどうなるのでしょうか??

 

この場合には、特別な分解能力を持つ微生物が、時間をかけて分解することになるんですね。そして、多くの畑ではモンパ病菌がその役目を果たします。

モンパ病菌は、大変強力な分解能力を持つため、どんどん増えてしまった場合、なんと生きた樹木にもとりついて根を分解し、腐らせてしまうわけです。そして、どんどんと周りに生えている樹木を枯らしてしまいます。

 

怖いですね。

 

プロの農家でも、同じような過ちを犯すことがあります。剪定枝などを埋めて水はけを良くしたほうがいい、、、などとアドバイスをする営農指導員もいます。

しかし、そんな不自然な環境を作ってはいけません

 

自然の仕組みはうまくできているんですね。

未分解の堆肥や生の有機物は、決して土に埋めてはいけません。今回のように、土が粘土質で、埋めた有機物に空気が届かなくなる場合には、特に深刻な事態となります。

未熟堆肥や生の有機物を施用する場合は、表面施用が原則です。

 

そしてもうひとつのポイントは、その未分解の有機物が悪い微生物のエサにならないようにしなければなりません。

そのために、堆肥を施用する場合は、表面に施用したのち菌力アップを散布した方がいいわけですね。その堆肥をエサに、良い微生物、善玉微生物がどんどん増えて、悪い微生物を抑え込んでくれます。

そして、土壌混和する場合も、堆肥の品質に自信がなければ、ごく浅く耕すほうが無難です。木材(のこくずなど)の入っている牛糞堆肥などは、特に注意してください。

 

白モンパ病、今回バラ愛好家を泣かせた微生物。

でも、自然界では空気の薄いところでも木材を分解してくれる働き者。心配ありません。分解するものがなくなれば、自然といなくなってくれます。

 

難しく考えることはありません。土には、水はけと同時に、空気が必要ということです。つまり、土壌団粒化ですね。

有機物浅く施用 + 菌力アップ で、土壌を団粒化し、また来年バラをチャレンジしてもらいたいですね!

 

 

(参考)

モンパ病(紋羽病)対策には、これがおすすめ!(白モンパ・紫モンパ)

 

皆様 新年明けましておめでとうございます。
早いもので、2015年も始まったかと思ったら、もう2週間が経過しました。

旧年中は、皆様に驚くほどのご支持を頂き、文字通り猫の手も借りたいほど忙しい中、無事に乗り切ることができました。

皆様には、心より感謝申し上げますとともに、本年のますますのご発展をお祈りいたしております。

 

IMG_4111さて、農業を取り巻く環境は年々厳しさを増しているかのように思います。TPPを目前にして、異常気象や消費低迷などの影響か、相場の乱高下は農業経営を苦しめております。また、食品偽装や異物混入など、食の安全安心に関する目は、まだまだ厳しくなりそうです。

そう言った中、良い材料も増えているように感じます。

たとえば、農家の中には一人勝ち状態で、非常に儲かっている方が増え始めてきましたことです

 

そのような方の特徴は、天候不順に負けない強い栽培技術、それも多収穫・高品質を実現する農業技術を習得した方が、一人勝ち状態なのです。

 

考えてみたら、当然ですね。豊作貧乏という言葉があるように、周りが豊作の時に、自分も豊作では、相場は暴落し、儲かることはありません。でも逆に、他の方が天候不順で不作の時に、高品質なものを山ほど取っている方が、儲からないハズがありませんね。

 

技術はどんどん進化しています。十年前の農業技術体系では説明のつかない、多収穫・高品質栽培の技術

これからの農業は、これができるかできないかが、運命の分かれ道かもしれません

 

IMG_1887サンビオティック農業では、そう言った多収穫・高品質を実現する応援を、ますます力を入れてやっていきたいと思います。これまでの勘や経験に頼った方法から、より科学的で、誰にでもできる方法へ。

 

また、農産物の安全安心高品質を実現するための、安全安心で環境保全型の農業資材の開発、提供を続けて参ります。

 

2015年も、農業技術の向上に貢献できるよう全力を挙げてがんばります!
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


サンビオティック農業資材スタッフ 一同

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