2015年2月アーカイブ

トマトやイチゴをおつくりの方で、クロルピクリンフロー剤、いわゆるクロピクフローをお使いの方もいらっしゃるかもしれませんね。

先日もご質問を頂きましたので、ここで皆さんにも考え方をご紹介しておきます。

 

>私は、消毒剤はクロピクフローを使います。
>この消毒剤は窒素に関する微生物に影響?があるらしく
>窒素が効きやすくなるそうです。
>実際に去年基肥は1/3にしましたがかなり窒素が効いて困った事になりました。


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←徒長したトマト

 

 

 

 

 

 

 

 

この方はトマトを作っているそうですが、苗の時期に徒長気味に生長してしまうと、なかなかリカバリーが難しいですね。


このようにクロピクフローによりチッソが効いてしまう現象は、「乾土効果」という現象と同じ仕組みで起こります。

 

乾土効果乾土効果というのは、田んぼで粗おこしをして土をしっかり乾かしてから水を入れると、地力チッソが発現する現象です。

 

これは乾燥によって、土壌の中の微生物が死んでしまい、その死骸がいわゆる即効性の有機肥料としての効果を発現してしまうため起こる現象です。

 

※通常、畑地には微生物生体がもつチッソが20kg/10a以上もあると言われています。

 

クロピクフローでの土壌消毒では、微生物が死んでしまうため、同じ現象が起こるわけですね。


ですから、フロー剤での消毒をされる場合は、元肥チッソを少なめにし、炭素率の高い(25?50程度の)有機物を多めに施用しておくと良いです。

 

また、リン酸やカルシウム、マグネシウムなども、やや多めの設計が無難です。

 


さらに重要なことは、下記の対策を実施し徒長を防ぐことです。


クロピクフローでの土壌消毒後(定植前)
菌力アップ5L(200倍) + 純正木酢液2L(500倍希釈) を一回潅水
※10aの使用量です。


定植後
菌力アップ5L(200倍) + 純正木酢液1L(100倍希釈) を週に1回潅水
※4ー5回潅水すると徒長抑制、病虫害抑制となり、大変良いです。

 

また、徒長を防ぐため、糖力アップは開花・着果後から使用するようにします。

糖力アップには、チッソが5%含まれております。
このほとんどは有機チッソであり、たんぱく質やアミノ酸が主です。
有機チッソは、化学チッソよりもやや吸収率が悪いため、遅効きな感じとなりますが、
チッソ肥料としての力は化学チッソよりも強力なものです。

 

苗の時期は、細胞が少ないのでチッソの要求量は多くないのですが、初期からの糖力アップが多すぎると、やはりチッソ過多となります。

 

糖力アップには、チッソのほか黒砂糖や海藻エキスなど徒長を防ぐものも配合されていますが、それでも過ぎたるは及ばざるがごとし、ということです。

 

なお、上記の方法は、化学肥料主体でチッソ多めに元肥を施用した場合も、同様の対処で徒長や病害虫を抑制できます。

 

以上、ぜひご参考にしてください。

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