2015年5月アーカイブ

 

昨年ご紹介しました(http://staff.sunbiotic.com/post-162.html)、佐賀県で小麦(チクゴイズミ)を栽培されていらっしゃるOさんから、ご連絡がありました。

今年もよかばーい。見に来んね

 

Oさんは、昨年の栽培でも大成功されました。冬の低温条件で、近隣の農家さんが低収量に悩む中、一人でにんまりとしていたのを思い出します。

昨年を越えるのか?と期待にわくわくしながら

「すぐ行きますね!」と、文字通り飛んでいきました。

 

さっそく天気のいい日を選んで伺ってみると、目に飛び込んできたのは一面の小麦畑。

「きれいやなぁー!」と目を奪われてしましました。

100

 

菌力アップコーソゴールドをしっかりと使い、生育が素晴らしい圃場。生育が全然違うので、一見してOさんの畑とわかる。)

 

 

 

 

 

Oさんがいらっしゃいました。

「おお、来てくれたね。今年はどぎゃんかな?」とOさん。返事を求める顔は、満面の笑みです。

 

「いや、これどう見ても大成功でしょう。もしかして、去年よりだいぶ良かとじゃないです?」

 

「そうねぇ。まあまあたいね。こいなら(これなら)、600キロばかりいくかもしれん」

 

「ええ!そんがん(そんなに)ですか!もうOさんには、日照不足は関係なかですね!」

 

そうです。今年の九州地方は、この春先に例年にない日照不足で、どんな野菜も大不作。キャベツなんて1玉500円で売ってるくらいの状況です。

 

そんな、例年にない悪条件の中、昨年以上の大成功を収めるという驚異の小麦たちです。

 

101

 

ちかくで見てみると、この穂の付き方は見事です。

いかにも力があり、美味しそうです。

 

これだけの生育をしてて、病害虫はほぼゼロ。チッソ主導でないことは、病害虫が少ないことで分ります。

穂は長く10cm程度ありそうなものも多い。これは600キロといっても、言いすぎではないかもしれませんね。

 

 

 

今日はさすがに度肝抜かされました

反収600キロ。。。普通の農家さんなら500キロ取れば、大喜びです。それが、Oさんの畑は一面びっしり、、、そして600キロ。。。

 

すごい、の一言ですね。この収量で、面積は優に数十haですから、収入は、、、。サラリーマンがバカらしくなりそうです。(笑)

 

099とにかく、小麦の畑って美しいですよね。

 

サンビオティックの小麦は、まるで金の輝き。風になびいて、心まで奪われてしまうような出来事でした。

 

今日も農家さんに喜んでもらった、、、サラリーマンも悪くない。そんな満足を胸に帰路につきました。(笑)

 

※なお、やり方は昨年と同様ですので、こちらをご覧ください。

 

 

by おおつか

026

みなさんこんにちは。

高収益、多収穫のみかんづくりの2回目です。

前回までを読まれていない方は、こちらを読んでくださいね。

 

高品質多収穫のみかん作り12カ月:経営目標
http://staff.sunbiotic.com/12-1.html

 

高品質多収穫のみかん作り12か月:3ー4月の作業
http://staff.sunbiotic.com/12.html

 

 

さて、みなさんの畑ではみかんの花が咲いているころでしょうか?みかんの花は、甘くていい香り。すごく癒される時期ですよね。

今年の開花初めの日にち、花の大きさと量、新芽の出方など、ぜひ日記に記録しておくといいですね。これがまた来年の対策になります。

 

では、早速ですが高品質、多収穫のみかん作り5-6月のポイントを考えてみましょう。

 

ポイント1.5ー6月は常に発根を意識した栽培管理を!

1.菌力アップ+糖力アップの潅水を継続

2.樹勢を助ける葉面散布でプラスα

 

0375月上旬、みかんの花が一斉に開花します。このとき、みかんの樹は、まだ根の活性が弱く、土壌からの栄養補給は少ない状況です。花が多い時、開花するエネルギーは相当なものですが、そのほとんどを去年の貯蔵養分を使いながらやっています

さらに、新芽が徐々に大きく生長していく時期でもありますが、まだほとんど光合成能力のない新芽に、エネルギーを送りこんで細胞を作り、生長させなければなりません。

そうです。みかんの樹は、蓄えた力を振り絞って、葉も花も、さらには根を育てなければならないので、とても疲れてしまう時期なんですね。

 

 

生理落果の原因を少し解説しましょう。

 

基本的には1次生理落果は、チッソの不足。貯蔵チッソが不足していたり、新葉と果実との間でチッソの競合が起こり、一次生理落果が起こります。だから、新芽が多すぎるとき、新芽を摘んでやると、実どまりがよくなったりします。この時期には、葉面散布や液肥潅水でチッソを与えると良いわけです。

 

023そして、2次生理落果は、糖の不足。乾燥や日照不足によって、光合成が低下すると、糖分が不足し、果実にエネルギーを供給できなくなります。そのため、生理落果が起こります。

ですから、この時期は、ブドウ糖や木酢液などの潅水で、糖に代わる物質を供給すると、実どまりが良くなります。また、チッソの供給も、アミノ酸態チッソをやる事がとても大切です。化成の硝酸態チッソを与えると、樹体内の糖分を消費してしまい、生理落果を助長する場合があります。

 

また、この時期に最も重要なのは、いかに根を動かすか、と言うことです。

前回お話ししましたように、みかんの発根時期はこの春先の時期以外にないわけですが、この時期に水分や栄養、日照が不足すると、根が思うように伸びません。

発根不足が、のちのちの品質不良と隔年結果につながっていくんですね。

 

上記の問題点を総合して考えると、発根促進をしながらアミノ酸態チッソと糖分をどんどん供給してやることが大切、ということになります。

ですから、10a当たり菌力アップ5L+糖力アップ5kgの潅水をぜひ実施してほしいですね。

031特に10日以上雨が降らないときや、逆に日照不足の場合は特に重要な作業です。日照不足の場合には、純正木酢液1Lを混ぜてやるとさらによいでしょう。月に4回以上が目標です。

 

さらにプラスαを目指す場合は、ぜひ葉面散布を行いましょう。

尿素500倍+コーソゴールド800倍+純正木酢液500倍

これは、農薬散布の時に混ぜて(ボルドーは混合できません)、散布するといいですね。

 

 

 

 

ポイント2.6月上旬の夏肥が品質と連年結果を決めます!

1.有機百倍鈴成の施用

 

6月上旬になると、夏肥の散布を考えます。

夏肥については、いろいろなやり方がありますね。一般に農協の栽培暦をみると、夏肥を年間の20ー30%と、少なめに設定している地区が多いようです。人によっては、夏肥はやらない!という方もいらっしゃいますね。

しかし、サンビオティックでは夏肥の積極投与でみかん栽培を考えます。

 

夏肥は、やり過ぎると品質を悪くすると言われます。これは、いわゆる栄養生長に傾いてしまうためです。

しかし、みかんの樹は、6月以降の暑い時期にこそ旺盛に肥料を吸収し、光合成を行う大切な時期です。この時期に、チッソが足りないと、せっかくの光合成の能力も半分になり、それが翌年の花芽の減少など隔年結果につながる元となるんですね。

 

ですから、連年結果を考えると、夏肥をしっかりと与える方向で考えるべきです

ポイントは、夏肥をしっかりとやりながらも、生殖生長にスムーズに移していくことです。チッソ量で、年間チッソの極早生20%、早生40%、晩生50%を目標にします。そうすることで、果実品質を落とさずに、むしろ光合成が最大に高まることで、果実品質を上げることができるんですね。


(夏肥の標準施用量)6月上旬
極早生 有機百倍2袋 鈴成5袋
早生 有機百倍4袋 鈴成5袋
中生・晩生 有機百倍5袋 鈴成5袋
※着果が少ない、樹が小さい場合は、これより減らす。

 

そして、生殖生長にスムーズに移行するための考え方。

・有機チッソ(アミノ酸態チッソ)を主体とした肥料を使用すること。

有機百倍や、自家製のぼかし肥料など、アミノ酸態チッソを豊富に含んだものをしようしましょう。化成肥料を使用する場合は、量を控え、その代わりに糖力アップをやるなどの工夫が必要です。

 

11165278_847746581974162_6750794243180302470_n・着果負担を十分に掛けること。

早期摘果は、果実肥大を促進しますが、着果負担が減ってしまうため、夏肥主体の考え方と合いません。夏肥をしっかりやりながら、摘果は遅く、十分にストレスをかけながら栽培します。モデル園では、8月までほぼ無摘果でストレスを掛けます。それでも、しっかりと光合成能力の高まった園では、LMサイズまで肥大しますから大丈夫です。(マルチ被覆で乾燥をかける圃場では、後半の肥大が悪くなる傾向があります。この場合は、夏肥を10%程度減らし、早めの摘果を組み合わせていきます。)

 

 

・鈴成、およびコーソゴールドで生殖生長を促進すること。

鈴成コーソゴールドの散布をすることで、生殖生長を促進できます。春に鈴成をやらなかった圃場では、6月にプラスして、8月にも鈴成を与えます。

コーソゴールドは、栽培中のどのステージでも使用できます。農薬散布など葉面散布ができるときは、ぜひコーソゴールドをやります。早い段階からコーソゴールドを散布することで、生殖生長を促進することができます。生殖生長を促進するために純正木酢液を混合すると、さらに良いですね。

 

・剪定は5ー6月に、間引くだけの弱剪定。

剪定は、樹が込み合わないように、風通しを良くする程度にできるだけ弱剪定で行います。葉や幹には、大切な貯蔵養分が蓄えられていますから、これを落とすとせっかく肥料をやっても、吸収した分捨ててしまっているようなものです。

とくに、切返し剪定(枝の中間切り)は、特別な場合でなければ推奨しません。切返しを行うと、栄養生長のホルモンが出てしまい、樹の生理を狂わせてしまいます。ですから、間引き剪定、つまり枝の出た根元から切る剪定を行います。主に多くの品種で、切り上げ剪定を行った方が、連年結果になりやすくなります。

10984253_847748511973969_8904444396024820716_n

どうでしたか?すこし話が多すぎましたね?

でも、大丈夫。結局、菌力アップや糖力アップ、コーソゴールドをしっかり活用していれば、なにも心配いりません!

日に日に肥大するミカンの実に語りかけるように、愛情もってお世話してあげてくださいね。では、また次回の作業をお楽しみに!

右を見ても、左を見ても、べと病、べと病、べと病、、、たまにボトリチス。。。

2015年、今年は玉ねぎのべと病が猛威をふるった年でした。全国でも有数の玉葱産地である佐賀県でも、べと病が入ってない畑はない、と言うほどの猛威をふるいました。

 

そんな中で、サンビオティックの実施圃場では、近隣の人や農協の方が驚くような好成績。べと病が全然見当たらないとか、少し見えるけどほとんど影響ない、という不思議な現象が見られました。

 

少し実例をご紹介しましょう。

サンビオティックたまねぎ

 

こちらは、佐賀県のKさんの菌力アップを使用した圃場です。品種はターザン(晩生)です。

 

Kさんが、サンビオティック農業の噂を聞き、初めて取り組んだ圃場です。

本来は土作りの時から菌力アップを使用すれば良かったのですが、この畑では間に合わず、定植後から菌力アップ10L/10aを、間隔をあけて2回散布しました。

ご覧の通り、葉の色は良く活き活きとしています。近くで見てみても、べと病が入っている様子は全くありません。

となりの畑

 

そして、この畑は、そのすぐ隣の畑です。

となりの畑2

なんとなく、様子が変です。

 

 

 

近づいてみると、、、、おや。

旧葉や葉先が枯れてますね。

 

この日は雨の翌日でしたが、畝間に水が溜まっていますね。これも、あるいは病気の一因かもしれません。

 

 

実は、この圃場だけでなく、近隣の多くの畑は一様にこのような状態でした。排水不良、生育不良、べと病、根グサレ、、、。生産者の話では、べと病の胞子で、空気が白かった、というほど(もちろんオーバートークです。笑)の状況だったんですね。

 

そんな中でKさんの畑だけ、ピンピンしてる。特に、定植が遅れたにも関わらず、生育が良かったことは、近所の農家さんも驚きでした。

(ちなみに、上の写真はいずれも4月13日に撮影したものです。3月下旬から4月上旬の雨天と気温上昇でべと病が猛威をふるっているころです。)

 

「Kさん、順調みたいですねー!」と声をかけると、

「いやー、菌力のおかげじゃろ!ほんて、助かったばい!!」と、大満足のKさん。

地域でも大規模に玉ねぎを栽培していらっしゃるKさんですが、すべての圃場で菌力アップを使用してました。そして、地域の状況からして、明らかに病害の被害が少ないのですからまさに「助かった!!」という気持ちなんですね。

 

この言葉に、私たちも「良かったあー」と菌力アップに感謝したのでした。

 

 

続いて、こちらの事例も面白いので、紹介しておきましょう。

 

4

 

これも、佐賀県。Hさんの圃場です。

ぜひクリックして、よーく見てください。

 

こ、これは。。。。

 

時は2月中旬、よく知っている生産者でしたが、連絡を受け、すぐに駆けつけたのですが、この状態。

 

私もしばらく言葉を失いました。。。。

 

5

 

たくさんの株が、枯れそうになっています。

いや、枯れている株がかなり多い。。。

 

「これは、ひどかですね。どうしたんですか??」

と聞くと、

うーん、べと病やろか。とにかく、ひどかとさ!

どぎゃんかならんもんかにゃって思うて、来てもろたったい。」

 

 

11

 

なるほど、これは確かにひどい。

 

気になって、枯死した株を引き抜いてみると!

なんとひどいあり様。

 

これは、べと病だけではなさそうです。

完全な、土作りの失敗ですね

 

 

皆さんなら、この状況。どうされますでしょうか?

普通なら、もう諦めてしまう状態です。

 

「これ、普通ならどうしようも無かですよ。でも、、、やるだけやってみます?」

そう聞くと、とにかくダメもとでも何とか対策をしたいとのことです。

 

そこで、すぐに菌力アップを購入していただき、10日おきに3回。10a当たり10Lを50ー100倍に希釈して、どんどん流してくださいとアドバイスしました。

 

10日おきに3回。これには、訳があります。

菌力アップは、殺菌剤ではないんですね。一回やって、病原菌を殺してしまう、というものではないんです。

ですから、これだけ病原菌の蔓延した圃場で、微生物相を取り戻して、玉ねぎの生育を改善するには、時間をかけて何度もやるしか方法はありません。

菌力アップをやるたびごとに、微生物相が改善し、土を改善し、根が張り、病原菌に抵抗する力が生まれ、そして通常の生育へと回復してくれば、大成功です。

 

そして、、、あれから2カ月。

Hさんは、

Hさんの圃場は、どうなったのか。

 

24

 

ご覧ください!

ちらほらと、欠株がありますが、青々と育っているではありませんか!

お伺いしたのは、4月中旬。

 

周りの畑でも、べと病が蔓延し、手がつけられない状態でした。

 

37そんな中、あの絶望的な状況がここまで回復するとは驚きです!

 

生き残った株は、その後徐々に回復し、順調に生育して、玉もわりと肥大してきたよ、とのことでした。

しかも、これには後日談が。

 

実はTさん、菌力アップの実力を試そうと(いじわる!?笑)、この圃場には殺菌剤をまかなかったそうです。

 

なのに、ここまで生長するとは思わなかったと、Hさんも驚きの好成績だったんですね。

 

大いにお褒めの言葉を頂いて、圃場を後にしました。

 

このように、玉ねぎのべと病や根腐れなど、連作をしている畑には必ず病原菌がいるといっていいでしょう。たとえば、べと病は卵胞子となって、農薬にも耐性を持った状態となります。これが、弱った葉に付着してしまうと発病してしまうわけですね。

 

でも、サンビオティックに取り組んでみると、病原菌がいても、発病しなかったり、回復したりする事例がたくさんあります。上記の例以外にも、こういう事例が、たくさんあるんですね。

 

その共通項は、実は微生物の力で土作りをしたかどうか、なんですね。これは他の作物でも言えることです。微生物は万能ではありません。でも、微生物を活用するのが結果的に、一番コストが安い。

 

皆さん、今年の玉ねぎべと病の猛威は、3ー4月の天候不順のせいだと思っているようですね。でも、実際には「植付前」に原因があった、と私は思っています。

しっかりとプロセスを踏んで、土作りをする。

これがポイントですね。ぜひ次作の玉ねぎ栽培では、取り組んでいただきたいな、と思います。

 

/おおつか

農業革命!農業資材のサンビオティック
サンビオティック オンラインショップ
農業革命!農業資材のサンビオティック ノウハウ手帳

このアーカイブについて

このページには、2015年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2015年4月です。

次のアーカイブは2015年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。