南日本新聞3月19日朝刊 産学共同研究の記事全文

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鹿県経済連と鹿大 ゴーヤー協同研究検討会

南日本新聞記事3月19日微生物資材で収量1割増

安定生産へ一定の成果報告
 JA鹿児島県経済連や鹿児島大学農学部などがゴーヤー(にがうり)の安定生産を目指す産学協同研究の成果検討会が十八日、 鹿児島市の鹿大農学部であった。微生物資材を使うことで収量が一割増えるなど、一定の成果が得られたことが報告された。

 同研究は、土壌害虫・ネコブセンチュウの被害など連作障害による生産性低下が深刻なゴーヤー生産安定が目的。県経済連と鹿大、 JAあいら、農業資材メーカーのエイビーエス(長崎県西海市)が二〇〇七年八月から実施している。

 同社の微生物資材と有機物資材を使い、霧島市牧園地区の五生産者がハウス十八アールで試験栽培したほか、 鹿大で同資材によるネコブセンチュウの被害抑制効果を調べた。

 試験の結果、微生物資材を投入したハウスは、使わなかったハウスに比べ14%収量が多く、 十アールあたりでは平均二百十六キロの差が出た。十万円程度の増収になるという。しかし、 資材によるセンチュウ抑制効果には差が見られなかった。

 担当した鹿大農学部土壌科学研究室の境雅夫准教授は、「収量が増えたのは資材によりゴーヤー自体が元気になり、 抵抗力が高まったからでは」と推測。栽培に当たった田中清美県農協ゴーヤー専門委員長は「五日おきに潅水するのは手間がかかる。 省力化が普及のカギ」と注文した。

 県経済連やJAあいらは今後、土壌消毒と微生物資材を併用しながら効果的な施用方法を確立したい考えだ。県経済連野菜振興課は 「微生物資材を有効に活用し、ゴーヤーの安定生産を図りたい。」としている。

 鹿児島県二〇〇四年ゴーヤーの収穫量は、四千七百六十四トンで全国三位。しかし近年、 県内の施設栽培でネコブセンチュウによる被害など連作障害が深刻化している。

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(注記)
・上記「センチュウ抑制効果」とは、自活性センチュウと寄生性センチュウの絶対数、割合などについての検出試験を行ったことを指しています。 今回の試験では、寄生性センチュウが大きく減っている圃場もあれば、増えている圃場もあったりと、有意義なデータが得られませんでした。 しかし、掘りあげた根にはコブが付いていなかったりと、植物そのものの抵抗力の向上や根圏微生物への影響が示唆される試験内容でした。

 

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このページは、管理者が2008年3月19日 18:33に書いたブログ記事です。

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