先日はJAさがのある地区の生産組合長様が集合され、サンビオティック講習会が開催されました。
佐賀県からマイクロバスに乗って、わざわざ来社いただき誠にありがとうございました。このためだけに、予算と時間を取って来られたとのことで、大変うれしく思います。
この講習会中に、面白いお話がありましたのでご紹介いたします。
今回の生産者の中に、さまざなま会長、組合長を兼任しておられる重鎮のK様がおられました。
「大変勉強になりました」と前置きされ、今回みんなで勉強したいということになった経緯をお話しされました。
「実は、以前菌力アップを勧められてちょっと使った時は、正直言って違いが分らなかったんですよ。だから、しばらく使ってなかったんですけどね。
でも、この前驚くような事があったんです。
実は去年、近くの農家さんが、おそらく除草剤の分量を間違ったんだと思うんですけど、田んぼのイネが、全部枯れかかったんですよ。葉っぱは黄色くなって、新芽がよじれて出てくるような状態で、明らかに薬害のような感じだったんです。
普通なら枯れますよね。。。
それで、これではどうしようもないということで、ここにおられるJAの営農指導のMさんが『菌力アップ』をやってみようということで、勧められたんですね。
たった一回やっただけですよ、菌力アップを。
そうしたら、みるみるうちに回復してきて、何週間かしたらもう、ほかの田んぼの生育を追い越して、本当に立派な株に育ったんです。
たった1回散布しただけで、周りの農家が、どうやったらこんな良い生育になるんやろうかというくらい、素晴らしい生長だったんですよ。
いやー、これはすごい。菌力アップには、なにかすごい力があるようだと思いましてね。
それでみんなで勉強してみようという事で、今日来たわけです。」
「そうだったんですね、ありがとうございます!」
微生物の力は面白いですね。
いろいろな有害物質を分解し、良い成分に変えてしまう力があります。
除草剤の薬害から回復した事例は、これまでも何度か目にしていましたから、不思議ではありません。菌力アップには、土を蘇生するという働きがあるんですね。マイナスをプラスに変える、これは他の微生物資材ではなかなか出来ない働きです。
そんなわけで、短い時間でしたが精一杯ご説明させていただきました。
皆さまのこれからの農業に、大きなヒントを感じていただけたかなと思います。
これからも、生産者の皆様方にお役にたてるサンビオティック講習会を開催して参りたいと思います。
団体で興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。
by いくた