菌力アップの潅注で原因不明のネグサレから脅威の回復を果たしました! サンビオティック農業資材がどんどん普及している鹿児島からの報告です。
写真をご覧ください。ゴーヤーが見るも無残な状態。最初はネコブセンチュウかと疑いました。農家さんは、もう絶望的、、、 と暗い表情です。
全体的に、葉がしおれ、うなだれた状態。新葉も上がらず、勢いがありません。花もなく、ハウス全体が枯れていきそうな状態です。
普及所の方が根を取り出してみると、ネコブも若干見られるものの、ネグサレであることが分かりました。(赤いマークの部分は、 明らかに腐れています。)原因は不明ですが、フザリウムかピシウムかもしれないとのことでした。
土作りの失敗ともいえますが、今さら言っても後の祭り。しかし、あきらめるのは早いと、菌力アップでの回復に掛けることにしました。
根の周りに菌力アップを50倍で潅注する方式での対処です。3日おきの4回潅注をアドバイスしました。
そして、わずか10日後・・・。(潅注3回実施後)
なんと!はやくも新葉が展開し、回復を始めました!!
一番ひどい数本は枯れてしまいましたが、他のゴーヤーは一気に回復し始めました。
新葉が上がり、花も付き始めました。全体にいきいきとしていますね!助かった!これでもう大丈夫。
回復の原因は、驚異的な発根でした。
こちらは、潅中器を突き刺した穴の様子。菌力アップを注入した直径3cmほどの穴ですが、確実に新根が伸びてきています。
フラッシュが映ってでやや分かりにくいですが、これも潅注した穴の中。穴に向かって、すごい勢いで根が伸びてきています。こんな根は、 見たことがないと生産者もビックリでした。
わずか10日でこれだけの回復が見られるとは、 私たちもビックリでした。菌力アップのパワーを実感した例でした。
こちらが生産者。全滅するところをなんとか乗り越え、ホッと笑顔を見せていました。
最後に、身に余るほどのお礼を言われ、私もすこしジーンと来てしまいました。
よかったですね。これからも美味しいゴーヤーを元気に作ってもらいたいと思います。
by なかはら